前回は谷川さんのデッサン展でした。緊急事態宣言が出されていた冬の三ヶ月間、森の小屋は休廊とさせていただきました。おかげで4月の開催は谷川さんの連続企画となってしまいました。
年明けの今回の企画が決まっていない段階で、谷川さんから「IZUKOUGEN」というポスターの印刷オーダーがありました。イタリアの観光ポスターを参考に谷川さんが以前製作したものを原稿にしたものです。
「このご時世、アートは都会のギャラリーから自然の中のギャラリーへ移るべきだ。伊豆高原のアートギャラリーはまさに自然に囲まれた観光という要素の中にある。今こそ伊豆高原でアートを楽しむキャンペーンが必要だ!」と、イタリア観光ポスターの画集を眺めながら仰っていました。
謎かけのようなポスターの印刷オーダーを経て、何度か谷川さんと宮迫さんの作品がびっしり詰まっているアトリエで打合せをしていると、いっそ年間で谷川企画をやらせてもらいたい、なんて思ったりします。
今回はドローイングとアクリル画を展示することになりましたが、そこに「IZUKOUGEN 春 / 谷川晃一」というタイトルがショルダーに付きますと、夏 / 秋 / と続き、パステル画かな?それとも絵本なのかな?と展開を期待させますね。
でもこれは成り行き次第ではそうなっても良いというようなレベルなのです。
