アートスペース繭の梅田美知子さんがコレクションしている中国少数民族衣装のうち「赤ちゃんの背負い布」を取り上げて展示させていただきました。
人の手による仕事、自然の中から繊維を取り出し、糸を紡ぎ、織り、その布を染め、そこに隙間なく刺繍を施し衣装にするしごと。膨大な時間が入っているわけです。
機械化によって「時間をかけない」に価値基準をおいた製品は新品にしか価値はなく、「時間がかかっていること」に価値基準がある製品は当然、使い古されてこそその価値が出るような気がします。手垢で汚れていたり、擦れてきたところを修理したり、使い手の手が入るたびに価値が出るような気がします。
拡大鏡でのぞいて見える世界は「これが人の手で作られたのか!?」と驚嘆させられます。
ということで、今回は入場料300円をいただきます。
会期は3週間!、休廊日は月曜・火曜に変更しました。
午後1時から午後5時まで営業です。