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筒井さんの子ども服、今日から始まります

3月に入り木々が芽吹き始めました。近所では空き地の雑木が伐採され、風景が一変してしまったところもあり、残された木々は種の存続をかけて必死に芽を出しているように思えます。

2月の「赤ちゃんの背負い布」に続き、3月は「筒井さんの子ども服」を展示します。

子どもを大事に育てることは種の存続の基本中の基本!だと思います。

筒井さんからのメッセージです。

 

子育ては、その時でなければ親として関わることができないので、仕事は又復帰できると思いそれに専念しました。

家にいることで、せめて子供が身につけるものは母親として作ろうと思い、我流で一人一人に、そのときに着せたいと思うとせっせと作っていました。

各々個人差はあるので、私の感覚でデザイン、色は考えながら・・・

ちょうど主人も仕事で忙しい時で、徹夜だったり、家にいなかったりの頃、フラストレーション解除にもなり、特に編みものは一年中、夏はサマーヤーン、冬は毛糸と、公園で遊ばせながらもポケットに糸を入れ、外で編みながら子供をみてました。

ずっと保存し、40年も経ったときに、娘の友人がホームスパンという会社を経営され、ぜひ本にしようということが話に出て「TSUTSUI'S STANDARD」ができました。

母親が子供の為に愛情を込めて作ったもので、後年このような形になるとは夢にも思っていませんでした。

今は、お金さえ出せばなんでも手に入り、いらなければ捨ててしまう時代。これをご覧になり、お母様がぜひ子供の為の愛情を感じていただければ幸いです。

筒井喜久恵